家計管理を続けながらNISAを積み立てていて、ふと気づいたことがあります。
1800万円という非課税枠の上限が、思っていたよりも遠くない距離に近づいてきた、という感覚です。
我が家のNISAロードマップは別の記事に書きましたが、その続きとして「達成したあと、どうするか」を考え始めるタイミングが来ました。
最近、頭の中を整理していたら、選択肢が思っていた以上に枝分かれしていることに気づきました。
この記事では、その分岐を一度マップ化して、自分自身の現在地を書き残しておこうと思います。
結論を先に書くと、まだどれにするか決め切れていません。
ただ「投資を続けるか/現金に切り替えるか」という大分岐があって、そこからさらに枝が分かれる、というところまでは見えてきた段階です。
達成後の選択肢、まず「投資 vs 現金」の大分岐から
NISAの非課税枠1800万円を達成したあと、選択肢を整理していくと、最初に出てくる大きな問いはこれです。
「投資を続けるか、現金貯蓄に切り替えるか」
この大分岐の下に、さらに2つずつ枝が伸びていきます。
頭の中の地図を文字にすると、こんな形です。
- 投資を続ける
- 妻口座でオルカン継続(インデックス長期)
- 妻口座で高配当株投資(インカム重視)
- 現金に切り替える
- いざというときの現金を厚くする
- 介護用の積立を別バケツで持つ
合計で4パターンです。
それぞれにメリットがあって、それぞれに迷いもあります。
順番に整理していきます。
ちなみに、この「投資 vs 現金」の判断軸については、リスク許容度がうまく自分に当てはまらなかった話の中で、自分なりの考え方を別記事で書いています。達成後の分岐を考える前提として、ここの整理が効いてきている感覚があります。
投資継続①|妻口座でオルカン継続
一つ目の選択肢は、自分のNISA枠が埋まったあとも、妻の口座を使って同じようにオルカンを積み立て続けるパターンです。
メリットは分かりやすい。
夫婦合算で非課税枠を倍にできて、長期インデックス投資という方針をそのまま維持できます。
我が家はそもそもオルカン一本で積み立てているので、運用方針を変えずに枠だけ拡張する形は自然な延長です。なぜオルカン一本で積み立てているかは、別記事で整理しています。
ただ、迷いもあります。
管理が口座単位で分散すると、家計全体としての把握がやや手間になります。
夫婦間の口座バランスや、いざというときの引き出しの自由度も、自分の口座だけで管理しているときよりは複雑になります。
夫婦という単位で家計を見ているので、「妻の口座だから妻のもの」とは思っていません。
ただ、税金や相続を考えると、誰の口座に資産があるかは将来的に影響が出る論点です。
投資継続②|妻口座で高配当株投資へシフト
二つ目は、妻口座を使うのは同じだけど、運用先をオルカンではなく高配当株にシフトするパターンです。
これまではインデックス積立一本でしたが、達成後は「インカム(配当)を取りに行く」という考え方を加えてもいいのでは、と最近思うようになりました。
メリットは、定期的に入ってくる配当がキャッシュフローの安心材料になることです。
老後を見据えたとき、「取り崩す」よりも「入ってくる」設計にしておくと、判断のストレスが減りそうです。
ただ、これは未経験の領域です。
個別銘柄選定の研究コスト、株価のブレ幅、減配リスクなど、インデックスとは違う種類の難しさがあります。
高配当株については自分なりに調べていきたいテーマではありますが、現時点では「いつかやるかもしれない」という距離感です。
現金切替①|いざというときの現金を厚くする
三つ目は、達成後は投資を増やさず、現金貯金の比率を厚くするパターンです。
メリットは、株価の相場変動の影響を受けない確実性です。
我が家の生活防衛資金は400万円ですが、住宅まわりの突発的な支出を考えると、ここをもう少し厚くする選択肢はあります。
自宅の修繕積立はおおよそ当たりをつけてライフプランシートに見込んでいますが、
それでも「いざというときの現金」をどれだけ厚くしておくかは、別の論点として残っています。
迷いは、インフレ負けと機会損失です。
ここ数年のインフレ局面を見ると、現金で持つことのリスクも無視できなくなってきました。
ただ、投資資産の評価額と、使える現金は、心理的にも家計運用的にも別物です。
評価額が下がっても、使える現金が厚ければ、判断は落ち着きます。
家計管理を続けていて分かったのは、「投資の効率」と「家計の安心」は同じ指標では測れない、ということでした。
現金をどれだけ厚くするかは、家計全体のバランスに関わる判断なので、自分一人で抱えるより、第三者の視点で整理してもらうという選択肢もあります。貯蓄の無料相談サイト「ガーデン」のような窓口を使えば、現金と投資の配分を一度棚卸ししてもらう、というのも整理の助けになりそうです。
現金切替②|介護用の積立を別バケツで持つ
四つ目は、最近の自分の中で新しく出てきた論点です。
老後の生活費の為の取り崩しとは別に、自分たち夫婦の介護費用を別バケツで持つ、という発想です。
これは正直、自分の中でもまだ整理しきれていません。
自分自身の介護についてイメージが湧きにくいというのも大きいですが、
介護という国からの補助に左右されることが予想されるエリアを予測するのが難しいのもあります。
いざ自分たちが介護サービスを利用するタイミングに、投資資産から取り崩すことを前提としていると、その時の株価相場に左右されるリスクがあります。
別バケツで現金を積んでおく方が、必要なときに即対応できる柔軟性が高い、と最近思うようになりました。
まだ具体的な金額は試算できていません。
ここはこれから考えていきたい論点です。
今の優先順位と、これから考えたいこと
4つの選択肢を並べてみて気づいたのは、「どれか一つに絞る」のではなく「配分で考える」のが我が家には合っていそうだということです。
家計管理は、もともとバケツ分けで運用しています。
お金に役割を与えるという発想で組み立てているので、達成後の選択肢も、一つを選んで他を捨てるというよりは、複数を組み合わせて配分するイメージの方がしっくり来ます。
たとえば、妻口座の半分はオルカン、半分は高配当株。
現金は「いざというとき用」と介護用のバケツの両方に積む。
配分の比率は、家計全体の状態を見ながら年ごとに調整する。
そんな運用が、自分の性に合っているように感じています。
ただ、これは現時点の感触です。
達成までの数年で家計の状態は変わるし、自分の考え方も変わるかもしれません。
だから今の段階で「これに決めた」と書くより、「こう考えている」と書き残しておくほうが、後から見返したときに役に立つと思っています。
まとめ|達成は通過点、達成前から考えておく価値
NISA1800万円という数字は、長く感じていた目標です。
でも実際に積み立てを続けていると、達成は思っているより早く視界に入ってくることが分かりました。
達成したそのときに慌てて選択肢を考えるよりも、達成までの数年で頭の地図を作っておく方が、判断のストレスは少ない。
そう思って、今このタイミングで一度整理してみました。
達成までの道のりは別のシリーズで書いてきましたが、達成は通過点であって、ゴールではありません。
達成後の家計設計を、達成前から考え始められる。
それ自体が、家計管理を続けてきた効用のひとつなのかもしれません。
これから先、4つのパターンを少しずつ深掘りしていく予定です。
高配当株のこと、介護用積立のこと、配分の考え方のこと。
変化があれば、また別の記事で書き残していこうと思います。



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