NISAを始めたとき、最初に迷ったのは「何を買えばいいか」という問題でした。
S&P500がいいという人もいれば、全世界株式(オルカン)がいいという人もいる。
個別株やREIT、債券を混ぜたほうがいいという意見もあって、
調べれば調べるほど迷路に入り込んでしまいました。
そんな状態がしばらく続いたあと、
僕は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」一本に絞ることにしました。
いわゆる「オルカン」です。
あれから2年以上経ちますが、今もその判断に後悔はありません。
なぜ一本に絞ったのか
正直に言うと、最初の理由はシンプルでした。
「考えることに疲れたから」です。
どの銘柄が優れているかは、プロでも意見が分かれます。
S&P500はアメリカ一強への集中投資でもあり、分散が効いていないという指摘もある。
一方でオルカンも、実質6割以上がアメリカ株なので「全世界と言いつつ米国偏重」と言われることもある。
でも、僕は投資のプロではありません。
製造業の会社員として働きながら、家計管理と投資を並行してやっている。
その中で「銘柄選定に時間をかける」のは、僕にとってはコスパが悪い。
それよりも、「一本決めて、あとは淡々と積み立てる」方がよっぽど合っている。
オルカンを選んだのは、「世界全体に分散投資できる」「信託報酬が業界最低水準」
「長期で見れば世界経済は成長し続ける」という3つのシンプルな理由です。
複雑な投資戦略は僕には必要なくて、
「世界が成長すれば、僕の資産も成長する」というシンプルな構造が性に合いました。
銘柄を絞ることで「考える手間」がなくなった
オルカン一本に決めてから、投資に関する迷いがほぼゼロになりました。
「今月はこの銘柄を増やそうか」「あっちの方が成績いいから乗り換えようか」
そういう判断が一切不要になった。
毎月決まった日に、決まった金額が自動で積み立てられる。それだけ。
この「考えなくていい」状態は、忙しい会社員にとって本当にありがたい。
仕事と家庭で手一杯の中、投資の情報収集に時間を使う余裕はない。
でもオルカン一本なら、設定したら放っておくだけでいい。
その分の時間とエネルギーを、仕事や家族との時間に使える。
成長投資枠の使い方でも同じ結論に至って、
結局どちらの枠もオルカンで統一しています。
「枠ごとに銘柄を変えた方が効率的」という意見もあるけど、
僕にとっては「管理の手間がゼロ」であることの方が価値がある。
下落したときの気持ちの変化
積立を始めてから、何度か大きな下落を経験しました。
含み損が数十万円単位で出たこともあります。
正直、最初は気持ちが揺れました。「このまま続けて大丈夫なのか」と。
でも暴落時に積立を止めなかった経験が、今の自分の投資スタンスを作ってくれました。
オルカン一本で全世界に分散しているから、「世界経済が全部ダメにならない限り、いずれ戻る」と思える。
個別株だったら、こうはいかなかったと思います。
特定の企業が倒産したら終わりだけど、世界全体が永久に衰退する可能性は極めて低い。
もう一つ大きいのは、生活防衛資金があること。
投資に回しているお金は「当面使わないお金」だと分かっているから、
含み損が出ても生活に影響がない。
「最悪、5年10年放っておいても大丈夫」と思える精神的余裕が、
積立を続けるための一番の支えになっています。
「正解」を求めるより、「続けられる方法」を選ぶ
投資の世界で「唯一の正解」はありません。
S&P500の方がリターンが高い時期もあれば、
新興国株が伸びる時期もある。
どの銘柄が最適かは、あくまで結果論です。
大事なのは、「最適な銘柄を当てること」ではなく、
「自分が長期間続けられる方法を選ぶこと」だと思っています。
途中でやめたら、どんなに良い銘柄を選んでも意味がない。
逆に、そこそこの銘柄でも20年30年と積み立て続ければ、
複利の力で相当な資産になる。
オルカン一本という選択は、「最適解」かどうかは分かりません。
でも僕にとっては「最も続けやすい方法」であることは確か。
それで十分だと思っています。
具体的にやっていること
僕が実際にやっていることはこれだけです。
楽天証券でNISA口座を開設し、
積立投資枠で毎月eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を積み立て。
成長投資枠でも同じファンドを追加で積み立て。
積立のペースは月10万円で、
1,800万円の枠を埋め切るまでの計画も立てています。
証券口座を見るのは月に1回程度。
それ以上見ても、やることは何もないから。
淡々と積み立てる。それだけ。
まとめ
オルカン一本で積み立てを続けている理由は、
「考える手間をゼロにして、続けることに集中するため」です。
投資に正解はないけど、「続けた人が勝つ」というのは多くの人が言っていること。
であれば、自分が一番続けやすい形を選ぶのが合理的だと思います。
家計管理の全体像はこちらの記事にまとめています。



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