「うちの貯蓄率、低いのかな」
家計簿をつけていると、ふとそう不安になる瞬間があります。
我が家の毎月の貯蓄率は、だいたい17%です。
理想は手取りの20〜30%と言われる中で、数字だけ見ると「ちょっと足りないかも」と感じます。
でも、これには続きがあります。
年間で見ると、我が家の貯蓄率は28%まで上がります。
同じ家計なのに、月で見るか年で見るかで、印象がまるで変わるんです。
この記事では、月の貯蓄率と年の貯蓄率が別物である理由と、どちらの数字で自分の家計を見ればいいのかを、我が家の実額で書いていきます。
そもそも貯蓄率とは
貯蓄率は、手取り収入のうち、どれだけ貯金や投資に回せたかの割合です。
よく「理想は手取りの20〜30%」と言われます。
一方で実際の平均はもう少し低めで、金融広報中央委員会の調査(2023年)によると、30代の手取りからの年間貯蓄割合の平均は約15%でした。
教育費や住宅ローンを抱える子育て世帯では、無理のない範囲で10〜15%を目安にする、という考え方もあります。
我が家の場合、直近の7月の貯蓄率は17%でした。だいたい毎月このくらいで動いています。
内訳は、現金貯金が3.5万円、NISAの積立が6万円。合わせて9.5万円を、世帯の手取り(およそ52〜54万円)から回しています。
月17%は「理想には届かないけど、平均は上回る」
正直に言うと、月17%という数字を最初に見たときは、「理想の20%にちょっと届かないな」と少し引っかかりました。
理想レンジの20〜30%を基準にすると、月次ではあと一歩、という位置です。
でも、実際の平均(約15%)と比べると、むしろ少し上回っています。
毎月の家計には、動かせない固定費や生活のフローがある。
住宅ローン、教育費、日々の暮らし。
その中で17%を回せているなら、月次としては悪くない、というのが冷静な見方でした。
年で見ると28%になる|ボーナスは別勘定
ここからが本題です。
我が家は、ボーナスをほぼ丸ごと貯金に回しています。
夏と冬の賞与は、毎月の生活サイクルとは切り離して、そのまま貯蓄へ。
すると、毎月の貯蓄(9.5万円×12か月)に、ボーナスからの貯金が上乗せされます。
これを年間の手取り全体で割り直すと、貯蓄率は28%になります。
月では17%、年では28%。
同じ家計なのに、11ポイントも変わる。
理想レンジが20〜30%だとすると、月だけ見れば「下」ですが、年で見れば「上」です。
見る単位が変わるだけで、評価がひっくり返るんです。
なぜ月と年で差が出るのか
理由はシンプルで、毎月の給料とボーナスは、お金の性質が違うからです。
毎月の給料は、生活のフローを回すためのお金。
だから貯蓄に回せる割合は、どうしても抑えめになります。
一方でボーナスは、毎月の生活設計に組み込んでいないお金。
だから、丸ごと貯金に回しやすい。
「毎月の貯蓄率が低い=貯められない家計」ではありません。
毎月は無理をせず、ボーナスでまとめて貯める。
これも、立派なひとつの貯め方だと思っています。
どっちの数字で家計を見ればいいか
結論を言うと、両方見るのがいい、というのが我が家の答えです。
月の貯蓄率は、毎月の生活にどれだけ余裕があるかを映す数字。
年の貯蓄率は、ボーナスまで含めた、本当の貯蓄力を映す数字。
片方だけ見て一喜一憂すると、家計の全体像を見誤ります。
月17%を見て「低い」と焦る必要はないし、
年28%を見て「うちは大丈夫」と気を抜きすぎる必要もない。
2つの数字を並べて、はじめて自分の家計が見えてきます。
貯蓄率は、固定しなくていい
もうひとつ大事にしているのが、貯蓄率は固定するものではない、という考え方です。
収入が増えれば上げればいいし、手取りが減る月があれば、一部戻していい。
実際、我が家は住民税が上がって手取りが減った月に、先取り貯蓄の水位を少し下げて対応しました。
無理に高い貯蓄率を維持しようとすると、月々の生活が苦しくなって、かえって続きません。
大事なのは、一時の率の高さより、長く続けられること。
だから数字は、そのときの状況に合わせて、気楽に上げ下げしていいと思っています。
まとめ
我が家の貯蓄率は、月で17%、年で28%。
毎月はほどほど、ボーナスでまとめて貯める、という形です。
月の貯蓄率だけ見て「低い」と落ち込む必要はありません。
毎月とボーナスは性質が違うお金なので、年で見れば景色は変わります。
月の余裕を映す数字と、年の貯蓄力を映す数字、その両方を並べて見る。
そして、率は固定しなくていい。
無理が出そうなら下げて、余裕が戻れば上げる。
自分のペースで長く続けることが、結局いちばん貯まるんじゃないかと思っています。
手取りが減った月に、貯蓄の水位を下げて対応した話はこちら:住民税が上がって手取りが減った月、我が家がやった家計の立て直し方
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