生活防衛資金は、満額を待たなくていい    我が家が投資を始めたタイミング

家計管理

「投資を始めたいけど、まだ現金が足りない気がする」
そう思って、なかなか踏み切れない人は多いと思います。

我が家は、まず生活防衛資金を150万円に設定するところから始めました。
そこから、防衛資金を積み増したり、投資額を上げ下げしたりしながら、守りと投資を並行で育ててきました。
今日は、いくら貯めたら投資を始めていいのか、我が家が実際にどう進めてきたかを、実額で書いていきます。

まず、防衛資金を150万円に設定して切り分けた

最初にやったのは、それまで貯めていた現金の中から、生活防衛資金をはっきり切り分けることでした。
設定額は150万円。
決め方はシンプルで、当時の我が家の「月の最低限の生活費」を約25万円と見積もって、その6ヶ月分としました。

当時から家計管理の走りはやっていたので、家計簿のざっくりした数字は手元にありました。
だから「なんとなく」ではなく、「最低生活費×月数」で決められた。
このとき大事にしたのは、金額そのものより「何ヶ月暮らせるか」という月数の感覚です。

150万円を確保して、2024年から投資を始めた

150万円を切り分けたのが、2023年の年末ごろ。
その防衛資金を確保できたところで、翌2024年から、新NISAで投資を始めました。

始め方は、とにかく小さく。
最初は毎月1万円と、ボーナス時に10万円×2回。
そして1年目の途中くらいから、月の積立を3万円ほどに引き上げました。
生活が回る範囲を見ながら、少しずつ投資の水位を上げていった感じです。

途中で、防衛資金を400万円まで積み増した

しばらくして、我が家は医療保険とがん保険を見直して、解約しました。
このとき考えたのが、守りのバランスです。

保険というのは、いざという時のための「守り」。
それを減らすなら、別の守りを厚くしておかないと、全体の安心が下がってしまう。
そこで、生活防衛資金の設定を150万円から400万円に引き上げて、積み増していくことにしました。

ここは、我が家がわりと大事にしている考え方です。
保険も現金も、どちらも「守り」。
片方を減らすなら、もう片方を厚くする。
守りは、個別の項目ではなく「総量」で見る、という感覚です。

積み増す間は、投資をあえて落とした

防衛資金を400万円に積み増していく間は、逆に、月の投資額を一度1万円まで落としました。
毎月使えるお金は限られているので、まずは守りの積み増しを優先したからです。

ただ、投資を完全に止めることはしませんでした。
細くてもいいから、続ける。
「守りを厚くするか、投資を続けるか」の二択ではなく、投資の水位を下げて、両方を回した、という感覚です。

貯まりきってからは、比率を調整しながら

防衛資金が400万円まで貯まりきってからは、ライフプランシートと相談しながら、投資と現金貯金の割合を調整して、今に至ります。

守りも投資も、一度決めたら固定、ではありません。
教育費の現金がこれから要る、収入が変わった、そういう状況に合わせて、水位を上げ下げしていく。

で、結局いくら貯めたら投資を始めていい?

一般的には、生活防衛資金は生活費の3〜6ヶ月分(会社員)、子育て世帯やフリーランスは6ヶ月〜1年分が目安と言われます。
これはこれで、ひとつの基準として役に立ちます。

ただ、我が家の実感で言うと、防衛資金の最終形が固まるのを待つ必要はありませんでした。
最低ラインの月数を決めて、それを確保したら、無理のない少額から投資を始める。
そして状況に応じて、守りも投資も水位を上げ下げしていく。
守りは厚めに(子育て世帯は教育費の現金も要るので)、でも投資の芽は止めない。
このやり方が、我が家には合っていました。

もちろん、必要な月数は、雇用の安定性や家族構成で変わります。
収入が不安定なら厚めに、というのは大事な前提です。
無理をして守りを削ってまで投資を増やすのは、本末転倒だと思っています。

まとめ

我が家は、生活防衛資金をまず150万円に設定し、それを確保した時点で、少額から投資を始めました。
その後、保険を見直したぶん防衛資金を400万円に引き上げ、その積み増し中は投資を一度1万円に落としつつ、止めずに続けました。

いくら貯めたら投資を始めていいか。
その答えは「最終的な満額」ではなく、「最低ラインの月数を確保できたら」だと思います。
そして守りも投資も、固定せず、状況で水位を動かしていい。
その両立は、思っているよりずっと現実的です。

防衛資金は金額でなく月数で見る、という考え方はこちら:生活防衛資金は「金額」より「月数」で見る|インフレで静かに目減りする防衛力の保ち方

防衛資金を400万円にした詳しい理由はこちら:生活防衛資金、半年分では不安だった|我が家が400万円にした理由

投資と現金の割合を固定しない考え方はこちら:うちの貯蓄率、低い?共働きの我が家は月17%・年28%だった

現金の土台から次の投資フェーズへ、という段階の話はこちら:資産形成は今どのフェーズ?3つの見分け方とやるべきこと

投資を始めるとき、どの証券会社・カードで積み立てるか比較した話はこちら:dカード積立のデメリットと評判|マネックス証券NISAで年最大37,200pt、SBI/楽天比較

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