毎月ちゃんと節約しているのに、気づけば月末に残高がほとんどない。
そういう経験、ありませんか。
私も以前はそうでした。
「今月は意識して使いすぎないようにしよう」と思っても、
生活費・外食・突発的な出費が積み重なって、気づけばほとんど残らない。
意志の力だけで貯めようとすると、どうしても限界があります。
そもそも、「残ったお金を貯金しよう」というやり方自体が間違いだったんだと、
あとから気づきました。
お金は「残ったら貯める」のではなく、「先に取っておく」もの。
この考え方に切り替えてから、我が家の貯蓄は着実に増えていきました。
転機になったのは、子どもが生まれたタイミングでした
「これからちゃんと貯めていかないと」という漠然とした危機感が、
具体的な行動につながっていったのは、子どもの誕生がきっかけです。
妻と二人の生活のときは、正直あまり危機感がありませんでした。
共働きで世帯収入はそこそこあるし、「まあ何とかなるだろう」と思っていた。
でも子どもが生まれると、急に時間軸が長くなるんですよね。
「この子が18歳になるまでに、教育費をどれだけ用意できるか」
「住宅ローンを返しながら、老後資金まで回せるのか」
そういうことを考え始めると、「何とかなる」では済まないと実感しました。
それまでの僕は、給料が入ったらそのまま生活費に使って、
月末に残った分だけ貯金口座に移すスタイル。
でも毎月のように「今月もあんまり残らなかったな」で終わっていた。
残高が増えないのに、どこに消えたかも分からない。
この状態を変えるために最初にやったのが、「先取り貯蓄」でした。
最初にやったのは、給料日に自動で別口座に移す設定
やったことはシンプルです。
給料が振り込まれる口座から、貯蓄用の別口座へ自動振込を設定しました。
最初は月3万円から。給料日の翌日に自動で移るようにしたので、
自分では何もしなくていい。
これだけで、「残ったら貯める」から「先に取って、残りで暮らす」に変わりました。
たった月3万円でも、自動化するだけで確実に貯まっていく。
意志の力が必要ないから、「今月はちょっと厳しいからやめておこう」というサボりが発生しない。
この仕組みが本当に大きかったです。
最初は3万円で始めて、慣れてきたら徐々に金額を上げていきました。
今では給料日に生活費・貯蓄・投資の3つに自動で振り分ける仕組みができています。
具体的には、給料が入ったらまず貯蓄分とNISAの積立分を別口座に移して、
残りを生活費として使うという流れです。
この「給料日にやること」をルーティンにしたことで、
毎月迷うことがなくなりました。
口座を「目的別」に分けるとさらに管理しやすくなった
先取り貯蓄を始めてしばらくすると、次の課題が出てきました。
「貯蓄用口座にお金は貯まっていくけど、何のためのお金か分からない」ということ。
生活防衛資金なのか、教育費なのか、旅行用なのか。
全部ごちゃまぜに入っていると、「このお金は使っていいのかどうか」が判断できない。
結果、せっかく貯まっても不安が消えないんです。
そこで我が家では、口座を目的別に分けることにしました。
メインの生活費口座とは別に、生活防衛資金用の口座、
教育費を積み立てる口座、
そして投資用の証券口座。
それぞれに「この口座は○○のためのお金」と意味を持たせることで、
貯蓄額が増えるたびに「ちゃんと備えが進んでいる」と実感できるようになりました。
ちなみに、口座が増えると管理が面倒じゃないかと思うかもしれませんが、
自動振込で設定してしまえば月に1回確認する程度で済みます。
むしろ「何の口座にいくら入っている」が一目で分かる状態の方が、
精神的にはずっと楽です。
先取り貯蓄を続けて変わったこと
先取り貯蓄を始めて一番変わったのは、「貯まらない」というストレスがなくなったことです。
以前は月末のたびに「今月も残らなかった…」と落ち込んでいたのが、
今は最初から取り分けてあるので、「使い切っても貯蓄分は確保できている」という安心感がある。
生活費の中でやりくりするのは多少キツいときもあります。
でも「先に貯蓄を確保した上でのやりくり」と「貯蓄なしのギリギリ生活」では、
心の余裕がまったく違う。
前者は「予算内で工夫している」感覚で、後者は「お金が足りない」感覚。
やっていることは同じようでも、精神的な負担は天と地ほど違います。
もう一つ変わったのは、妻との会話です。
以前は「貯金できてる?」「…たぶん」みたいな曖昧なやり取りだったのが、
今は「今月も○万円移したよ」「防衛資金がここまで貯まった」と、
具体的な数字で話せるようになった。
夫婦のお金の温度差も、数字が見える状態を作ることで自然と縮まっていきました。
これから始める人に伝えたいこと
先取り貯蓄のコツは、「無理のない金額から始めること」と「仕組みで回すこと」の2つだけです。
最初から大きな金額を設定すると、生活が苦しくなって結局やめてしまう。
月1万円でも月2万円でもいい。
大事なのは「毎月確実に貯まる仕組み」を作ること。
金額はあとからいくらでも調整できます。
自動振込の設定は、ネットバンキングで5分もあればできます。
一度設定すれば、あとは何もしなくても毎月勝手に貯まっていく。
「意志の力で頑張る」のではなく、「仕組みに任せる」。
これが先取り貯蓄の最大のメリットだと思います。
家計管理の全体的な始め方については、こちらの記事にまとめています。
先取り貯蓄はその中の一つのステップですが、
効果の実感が一番早い方法でもあります。
「何から手をつけていいか分からない」という方は、まず自動振込を1件設定するところから始めてみてください。


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