NISAには「積立投資枠」と「成長投資枠」があります。
積立投資枠はイメージしやすいです。毎月決まった額を積み立てる、ただそれだけ。
でも成長投資枠は、何をすればいいのか、正直よくわかりませんでした。
「年240万円まで使える」と言われても、
何を買えばいいのか、いつ使えばいいのか。
この記事では、1年近く成長投資枠を放置していた僕が、
最終的にどういう判断をしたのかを書いていきます。
「自由度が高い」は「迷いやすい」でもある
成長投資枠は年240万円まで使えます。
積立投資枠と合わせると、年間360万円が非課税で運用できる計算です。
でも「自由度が高い」ということは、逆に言えば「迷いやすい」ということでもあります。
個別株を買う人もいれば、インデックスファンドを追加で積み立てる人もいる。
高配当ETFを買う人もいます。
どれが正解か、ネットで調べれば調べるほどわからなくなっていきました。
YouTubeやブログを見ると、それぞれの投資スタイルを推す人がいて、
どの人も説得力がある。
「高配当で不労所得を」「いや、インデックスの方が効率的」「個別株で大きく増やすべき」——
情報が増えるほど、自分がどうすればいいのか余計に分からなくなる状態でした。
我が家の場合、NISAの積立ペースは月10万円に設定しています。
積立投資枠の年間上限が120万円なので、これだけで枠をほぼ使い切る計算。
では成長投資枠の240万円をどうするか。ここが悩みの種でした。
1年近く、成長投資枠を使わなかった
結論から言うと、2024年の間、僕は成長投資枠をほぼ使いませんでした。
正確には、「使えなかった」と言った方が近いかもしれません。
迷った原因は大きく3つあります。
1つ目は、知識が足りなかったこと。
積立投資枠は「毎月オルカンを買う」だけだったので、何も考えなくてよかった。
でも成長投資枠で何を選ぶかは、自分で判断する必要がある。
「間違った選択をしたらどうしよう」という不安が先に立って、動けなかったんです。
2つ目は、まとまった金額を一度に入れることへの恐怖。
成長投資枠は一括購入もできるので、「タイミングを間違えたら大損するかも」と思ってしまう。
積立と違って時間分散が効かないのでは、という心配がありました。
3つ目は、そもそも余剰資金が足りなかったこと。
毎月の積立投資枠と生活費、生活防衛資金の積み上げを並行していたので、
成長投資枠に回す余力が正直なかった。
「使いたくても使えない」という状況を、「悩んでいる」と自分に言い訳していた部分もあります。
出した答えは「同じオルカンを積み立てる」だった
1年迷った末にたどり着いた答えは、とてもシンプルでした。
成長投資枠でも、積立投資枠と同じeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)を
追加で積み立てる。それだけです。
「それって成長投資枠の意味あるの?」と思われるかもしれません。
確かに、成長投資枠の本来の趣旨は「より積極的な投資」に使うことなのかもしれない。
でも僕の判断基準は「自分が不安にならない方法かどうか」でした。
個別株は企業分析ができないと不安。
高配当ETFは出口戦略が変わるので、今の積立スタイルと整合しない。
であれば、自分が一番理解していて、一番信頼しているオルカンを
追加で買い増すのが、一番ストレスがない選択でした。
オルカンを選んだ理由は別の記事に書いていますが、
結局「長期・分散・低コスト」という原則に忠実であることが、僕にとっての最適解だったんです。
「最適解」よりも「続けられる選択」を選ぶ
投資の世界には「最適解」がたくさんあります。
でも最適解は、その人の収入、家族構成、リスク許容度、性格によって全然違う。
ネットで見かける「正解」は、あくまで発信者にとっての正解であって、
自分にとっての正解とは限りません。
僕が1年かけて学んだのは、「最適な投資法を探す」よりも
「自分が不安にならずに続けられる方法を選ぶ」方が大事だということ。
投資は長期戦なので、途中でやめてしまったら意味がない。
不安になって売ってしまったら、それこそ損になる。
暴落時に積立を止めなかった経験からも、
「自分のメンタルに合った投資法を選ぶ」ことの重要さを実感しています。
成長投資枠をフル活用できなくても、焦る必要はないと思っています。
NISAの非課税枠は生涯で1,800万円。
急いで埋める必要はなくて、自分のペースで着実に使っていけばいい。
我が家では元本1,800万円までの積立計画を立てていますが、
あくまで「目安」であって「ノルマ」ではないと思うようにしています。
まとめ:迷ったら「今の自分に無理のない選択」でいい
成長投資枠をどう使うか、1年間悩んだ結果として言えるのは、
「分からないなら、分かるものを買えばいい」ということ。
カッコいい投資法を選ぶ必要はなくて、
自分が理解できて、不安にならない方法が一番いい。
もし同じように成長投資枠の使い方に迷っている方がいたら、
「積立投資枠と同じファンドを追加で買う」という選択肢も、
立派な答えの一つだと伝えたいです。
大事なのは枠を効率よく使い切ることではなく、
自分が安心して長期間続けられる形を作ること。
投資は、続けた人が勝つ世界だと思っています。



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