NISAをはじめてから、
ふとした瞬間に「これ、いつまで続けるんだろう」と思ったことはないでしょうか。
毎月コツコツ積み立てているのに、ゴールが見えない。
積立額を増やしたほうがいいのか、このままでいいのか。
そんな感覚が続くと、
なんとなく「やってはいるけど、これでいいのか」という宙ぶらりんな気持ちになるんですよね。
我が家も、去年まさにその状態でした。
NISAを設定して、積立が走り始めてから、
改めてゴールを考えたことがなかったんです。
「とりあえず積立」が続いてしまう理由
NISA口座を開いて、毎月の積立設定をしたあと、多くの家庭が「あとは放置」になります。
それ自体は悪いことではないのですが、
問題は「ゴールが曖昧なまま走り続けている」ことだと思っています。
NISAの非課税保有限度額は1800万円(成長投資枠と積立投資枠の合計)。
つまり、元本ベースでいえば「1800万円」が一つのゴールになります。
でも、そのゴールを意識して積み立てている人は、意外と少ない気がします。
月5万円積み立てていても、
「あと何年でゴールに到達するか」を計算している人はさらに少ないんじゃないかと。
ゴールが見えないと、途中でペースを変えるべきタイミングもわからないし、
家計が苦しくなったときに「削ってもいいのか」の判断もつきにくい。
「とりあえず積立」が続いてしまうのは、
ゴールを設定していないことが根本にある気がします。
実際に「あと何年」を計算してみた
我が家では、昨年の年末に一度、NISAの積立計画を整理しました。
現状の積立ペースを確認して、1800万円に到達するまでの年数を試算したんです。
現在の元本累計と月の積立額を組み合わせて計算すると、
「このペースだと○年後には到達できる」という見通しが出てきます。
実際にやってみると、意外と落ち着いた気持ちになりました。
数字が見えると「今のペースで大丈夫」なのか「もう少し増やせるか」を冷静に判断できる。
ゴールが見えていると、
途中で家計が苦しくなったときも「一時的に減額して、落ち着いたら戻す」という選択肢が取りやすくなります。
また、「元本1800万円を達成した後どうするか」も、この時期に夫婦で少し話し合いました。
そのまま運用を続けるのか、現金を厚くするのか、別の目的で積立を増やすのか。
まだ明確な答えは出ていませんが、
話し合えること自体が、一歩前に進んでいる感覚がありました。
積立スピードと家計の余裕、どう考えるか
NISAの元本上限1800万円は、「達成すること」が目的ではなく、
老後の資産を効率よく形成するための非課税の器をフル活用する、
という考え方が自然だと思っています。
ひとつ整理しておきたいのが、「積立スピード」と「家計の余裕」のバランスです。
積立を急ぎすぎると、現金(防衛資金や教育費)が薄くなります。
逆に積立が遅すぎると、非課税枠を使い切るまでの期間が延びて、
複利の恩恵を受けられる期間も縮まる。
我が家が意識しているのは、
「現金残高が一定の水準を下回らないように積立額を設定する」という順序です。
投資を先に決めて現金が足りなくなるのではなく、
現金の目標額を先に確保して、その上で積立額を決める。
この順序が、精神的に安定して続けられる秘訣だと感じています。
子どもの教育費が本格的にかかり始める前と後では、積立に回せる額も変わります。
ライフステージごとに「今できる最大限」を見直す、という柔軟さが大事だと思っています。
今日からできること:「到達年数」を一度計算してみる
難しいことは何もありません。
まず現在のNISA口座の元本累計(評価額ではなく、実際に入れた金額)を確認して、
月の積立額と掛け合わせるだけです。
たとえば、現在の元本累計が200万円で、月5万円積み立てているなら
(1800万円 − 200万円)÷ 5万円 = 320ヶ月 = 約26年
「26年もかかるのか」と感じるかもしれませんが、これはあくまで現状のペースでの試算です。
子どもの教育費が一段落したら積立を増やせるかもしれない。
収入が上がったタイミングで少し追加できるかもしれない。
見通しができると、そういう「打ち手」を考える余裕が生まれます。
まずは「今のペースだとあと何年か」を計算して、メモしておくだけでいいと思います。
ゴールが見えると、続けやすくなる
NISAは長期投資が前提なので、「続けること」が最大の武器です。
でも、ゴールが見えない状態で何十年も続けるのは、精神的にしんどい面もあります。
1800万円という数字を一つの「灯台」として使うことで、
今の積立が地図の上のどこにいるのかが見えてくる。
それだけで、漠然とした不安が少し和らぐと思います。
老後のことを考えるのは、確かに気が重いこともあります。
でも、数字で見える化することは、不安を煽ることじゃなくて、
不安を小さくすることだと我が家は実感しています。
積立の「ゴール」を一度意識してみると、
毎月の積立がちょっと違う意味を持ち始めるかもしれません。
よかったら、一度計算してみてください。


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