ぼくは以前、お金を使うのが苦手でした。
その理由は、不安や節約意識ではなく、
使って満足できた成功体験がほとんどなかったことでした。
満足が残らない使い方を繰り返していると、
自然と「使わないほうが安全」という判断をするようになってしまうのではないでしょうか。
僕も、まさにその状態でした。
この記事では、
なぜお金を使うことが怖くなっていったのか、
そしてどうやって「納得して使える感覚」を手に入れたのかを整理します。
お金を使うのが苦手だった理由は「不安」ではなかった
昔の僕は、
お金を減らすこと自体が怖かったわけではありません。
ただ、こんな経験ばかりが積み重なっていました。
勢いで買って後悔する
使った割に満足が残らない
結果としてお金だけが減る
このサイクルを何度も繰り返すうちに、
どうせ使っても良い結果にならない、という感覚が刷り込まれていったんだと思います。
子どもの頃のお金の体験が、価値観の土台になっていた
振り返ると、
お金との付き合い方は子どもの頃から極端でした。
小学生の頃は、週300円のお小遣い。
欲しい漫画はなかなか買えず、友達が先に持っているのを見て羨ましがるだけ。
中学生になって、お年玉を自由に使っていいと言われたとき、
一気におもちゃやカードを買った解放感を今でも覚えています。
ただ、その満足は長く続きませんでした。
計画もなく、勢いだけで使って終わり。
納得が残る使い方を経験しないまま、大人になっていたんだと思います。
20代は「満足が残らない散財」を繰り返していた
一人暮らしを始めてからは、さらに極端でした。
給料日に漫画やゲームにまとめて使う
月末はお金が足りず、日雇いで補填
友達と遊ぶ時も、お金がないので節制
使った瞬間はスッとするけれど、
翌日には後悔が残る。
この繰り返しで、
お金を使うことに対して良い印象が育たなかったんだと思います。
家計管理を始めて、今度は慎重になりすぎた
家計管理を始めてからは、真逆の状態になりました。
今使う1万円
将来の1万円
投資した場合の1万円
こうやって比較するクセがつくと、
すべての支出に意味を求めるようになります。
その結果、
合理的な判断をしているつもりで、
家族の楽しさすら削ってしまう場面が出てきました。
遊興費貯金と旅行で、初めて「使ってよかった」を知った
そんな状況の中で、妻と話し合って始めたのが、遊興費貯金でした。
生活費とは切り分ける(家計簿で管理しない)
目的を決める
予算の分だけ事前に貯めておく
この仕組みを作っただけで、
お金を使うときの感情が大きく変わりました。
減る不安がない状態で使うと、
こんなに気持ちが軽いんだと初めて知りました。
綿密に計画して、予算額を目標にして夫婦協力して貯金をし、当日思う存分に使う。
お金の心配をせずに、心行くまで旅行を楽しめた。
ここでようやく、
これは使ってよかった、という感覚を持てたんです。
まとめ
お金との付き合い方で大事なのは、
貯めることだけではありません。
納得して使えた
楽しかった
意味があった
そう思える使い方が一つでもあると、
お金に対する感覚は大きく変わります。
貯めることで安心は得られる。
でも、満足できる使い方があってこそ、
お金は暮らしを豊かにしてくれる。
僕にとって、この気づきは
家計管理を続けるうえでの大きな転機でした。

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