NISAを始めたとき、最初に迷ったのは「何を買えばいいか」という問題でした。
S&P500がいいという人もいれば、全世界株式(オルカン)がいいという人もいる。
個別株やREIT、債券を混ぜたほうがいいという意見もあって、調べれば調べるほど迷路に入り込んでしまいました。
そんな状態がしばらく続いたあと、
僕は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」一本に絞ることにしました。
いわゆる「オルカン」です。
あれから2年以上経ちますが、今もその判断に後悔はありません。
なぜ一本に絞ったのか
正直に言うと、最初の理由はシンプルでした。
「考えることに疲れたから」です。
どの銘柄が優れているかは、プロでも意見が分かれます。
S&P500はアメリカ一強への集中投資でもあり、全世界株式はその名の通り世界全体に分散されている。
どちらが正解か、という問いに答えられる人は誰もいないんだと気づいたとき、ようやく頭が整理されました。
「どちらが正解かわからないなら、より広く分散されているほうを選ぼう。」
その一言で、迷いが消えました。
銘柄を絞ることで「考える手間」がなくなった
オルカン一本にしてから、毎月の積立は完全に自動化しています。
設定は一度だけ。あとは口座の残高を月に一度確認するだけです。
これが思った以上に精神的に楽で、家計全体の管理にも余裕が生まれました。
以前は「今月はこの銘柄を追加したほうがいいかな」「比率を変えたほうがいいかな」と、毎月何かしら考えていました。
でも、一本に絞ってからは考えることがなくなった。
その「考えない」という状態こそが、長期投資を続ける上で大事なことだと今は思っています。
下落したときの気持ちの変化
2024年の夏、株価が急落したタイミングがありました。
あのときは一時的に評価額がかなり落ちて、正直ヒヤッとしました。
でも、不思議と「売ろう」とは思いませんでした。
理由を振り返ると、「オルカン一本しか持っていないから、判断の余地がない」という状態が、逆に守りになっていた気がします。
複数の銘柄を持っていたら、「これを売ってあれに乗り換えよう」「この銘柄だけ利確しよう」という判断が生まれてしまう。
でも一本だけなら、「持ち続けるか、やめるか」しかない。
やめる理由がないなら、持ち続けるしかない。
そのシンプルさが、感情的な売買を防いでくれていると実感しました。
「正解」を求めるより、「続けられる方法」を選ぶ
投資は長く続けることに意味があります。
10年・20年という単位で積み立てを続けることが前提なので、
途中で「別の銘柄のほうがよかった」と後悔して乗り換えを繰り返していては、
本来の効果が出ません。
だから僕は、「最高の選択」より「やめない選択」を優先しました。
オルカンが世界最高のファンドかどうかは、20年後にならないとわかりません。
でも「迷わず、売らず、続けられる」という点では、今の自分には合っていると思っています。
具体的にやっていること
参考までに、今の積立の仕組みをシンプルに書いておきます。
- 積立先:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)一本
- 積立額:つみたて投資枠・成長投資枠を合わせて平均5~万円
- 管理頻度:月1回、残高を確認するだけ
- 売買ルール:原則売らない。暴落時も追加購入はしない
「暴落時に追加購入しない」は、余裕資金の管理と家計の安定を最優先にしているためです。
タイミングを狙うより、淡々と続けるほうが自分には合っています。
まとめ
オルカン一本に絞ったのは、最適解を見つけたからではありません。
迷うことをやめて、続けることを選んだ結果です。
投資の世界は情報があふれていて、「もっと良い選択肢があるんじゃないか」という気持ちは常に湧いてきます。
でも、迷い続けている間は何も積み上がらない。
自分なりの答えを一つ決めて、あとは信じて続ける。
それが今の僕のスタンスです。
同じように「何を買えばいいかわからない」と悩んでいる方の参考に、少しでもなれたら嬉しいです。


コメント