夫婦でお金の話ができない原因は、
知識や意識の問題ではなく、向き合う順番にあることが多いです。
僕たちも長い間、家計に違和感を持ちながら、
どこから手をつければいいか分からず、見て見ぬふりをしていました。
この記事では、
家計全体をいきなり整理しようとせず、
小さなテーマから向き合うことで、
夫婦でお金の話ができるようになった過程をまとめます。
夫婦でお金の話ができなかった理由
当時の僕たちは、
自分たちの資産状況をほとんど把握していませんでした。
貯金は増えているのか減っているのか
毎月黒字なのか赤字なのか
ボーナスが出ているのに、なぜ余裕がないのか
違和感はあるのに、
「お金を自由に使いたい気持ち」と
「不安を直視したくない気持ち」が勝って、
その話題自体を避けていたんだと思います。
話せなかったのは、
夫婦仲が悪かったからでも、
どちらかが浪費家だったからでもありません。
どこから向き合えばいいか分からなかった。
それが一番の原因でした。
最初に向き合ったのは「家計全体」ではなかった
家計を見直そうとすると、
つい「全部まとめて整えよう」としてしまいます。
しかし、いきなりすべてを変えようとすると、
感情と折り合いがつけられなくなる。
そこでまずは、
毎日の生活の中で完結するテーマだけを切り出すことにしました。
最初のテーマに「食費」を選んだ理由
選んだのは、家計の中でも割合が大きい「食費」。
毎月必ず発生する
感覚で使ってしまいやすい
工夫の余地が分かりやすい
この3つがそろっていて、
試しやすいテーマだと感じたからです。
そこで僕が提案したのが、
「月6万円で一度やってみない?」という話でした。
いきなり固定ルールにするのではなく、
実験として期限付きで試して、駄目ならルールを変更する。
この柔軟さが後々かなり効いてきます。
妻の反応と、最初のつまずき
妻の反応は当然シビアでした。
子どもは二人。
物価も上がっている。
6万円で収まるはずがない。
今なら、その反応が正しいと分かります。
ただ当時の僕には、
「無理かどうかを判断する材料がないまま進むのが嫌だ」
という気持ちがありました。
そこで、
近所のスーパーの独自Payに月初で6万円をチャージし、
その範囲で一度やってみることに。
結果はというと・・・
最初の数ヶ月は普通にオーバーしました。(笑)
数字があると、話し合いの質が変わる
ただ、続けていく中で変化が起きました。
どこでオーバーしているのか
何を工夫すれば減らせそうか
そもそも現実的なラインはいくらなのか
感情ではなく、
数字をもとに話ができるようになったんです。
「これはこっちの店のほうが安い」
「冷凍を使えば後半がラクかも」
そんな会話が夫婦間で自然に出てくるようになりました。
気づいたこと:問題は妻ではなかった
振り返ると、
妻はもともと節約も貯金もできるタイプでした。
ただ、
僕の支出の粗さに引っ張られて、
生活水準がじわじわ上がっていただけ。
仕組みがなかっただけで、
能力の問題ではなかったんです。
ここに気づけたことが、
夫婦で家計に向き合う大きな転換点でした。
まとめ:夫婦でお金の話をするために大切なこと
夫婦でお金の話ができないとき、
問題は意識や知識ではないことが多いです。
いきなり全体を触らない
小さなテーマを切り出す
期限付きで試す
数字を共通言語にする
この順番を守るだけで、
お金の話は衝突から協力に変わります。
僕たちにとって、
食費の見直しはその入口でした。

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