家計管理を始めようとするとき、
多くの人が数字や仕組みの話から入ります。
家計簿アプリを入れる
支出を分類する
予算を決める
でも実際には、
それ以前の段階で手が止まってしまう人も少なくありません。
僕自身がそうでした。
家計管理が進まなかった理由は、
計算が苦手だったからでも、
方法が分からなかったからでもありません。
数字を見る前に、
向き合うのがしんどい気持ちがあったからです。
散財のあとに残る後ろめたさ
カード明細や、口座残高を確認した時に感じる、
なんとも言えない違和感。
こんなはずじゃなかった
今月も使いすぎた
これ、妻にどう説明しよう
浪費そのものが問題なのではなく、
家計や暮らしをより良くしたいと思っている自分と、
感情でお金を使ってしまった自分のズレ。
このギャップが大きくなるほど、
家計管理は気持ち的につらくなります。
僕が最初につまずいたのも、まさにこの部分でした。
家計管理が滞っていた本当の原因
当時の僕は、
数字を見るたびに無意識に自分を責めていました。
節約しようと決めたのに
貯金を増やしたいと思っているのに
そんな自分の理想と、
実際の行動が噛み合っていないことへの後ろめたさ。
この状態では、
どんな家計簿を使っても続きません。問題は数字ではなく、
数字に向き合う前の感情でした。
お金を使いたい自分を否定しない
転機になったのは、
お金を使いたい自分を無理に否定するのをやめたことでした。
浪費で得られる一時的な満足
家計管理を進めたいという将来の安心
この二つを、
どちらが正しいかではなく、
どちらを今選ぶかで考えるようにしました。
そうすると、
我慢して買わない
ではなく
今回は浪費を選ばない
という感覚に変わっていきました。
後ろめたさは悪者ではなく、
自分の不安や価値観を教えてくれるサインだったんです。
感情が片づくと、数字はただの情報になる
気持ちの整理がついてから、
カード明細や家計の数字は一気に扱いやすくなりました。
怖いものでも
責められる材料でもなく
ただの記録
淡々と並べて、
足して、引いて、調整するだけ。
家計管理って整理する数字は多いですが、
本来はとてもシンプルな作業なんですよね。
僕が続けている家計管理の基本ルール
感情のもつれがほどけたあと、
僕がやっていることはこの二つだけです。
① 必要なお金を最初に取り分ける
カードの支払い額
NISA積立+貯金用のお金
妻に渡す生活費
これらを最初に確保します。
残ったお金が、
妻が管理する基礎生活費以外で使用するお金
この順番を守るだけで、
家計のブレはかなり小さくなりました。
② お金が流れる順番を固定する
給料日が来た後のお金の流れは、
先取り貯金
→ 固定費
→ 生活費
この流れです。
この流れを毎月変えません。
順番が決まっているだけで、
判断の迷いが減り、
家計全体が見えやすくなります。
まとめ:家計管理の本質は感情整理
家計管理で一番難しいのは、
数字を扱うことではありません。
数字に向き合う前の感情を整理すること。
後ろめたさや不安を放置したままでは、
どんな仕組みも続きません。
逆に、気持ちが整ってしまえば、
やることは驚くほど少なくなります。
家計管理は、
お金の問題であると同時に、
自分の感情と向き合うプロセスでもありました。

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