家計管理を意識し始めた頃、
最初にぶつかった壁は、ただひとつ。
「自分が何にいくら使っているのか、ちゃんと分かっていない」
という現実でした。
毎月の収支をエクセルに並べてみたとき、画面に出てきたのはこんな数字。
- 使途不明金:12万円
- 給与からカード支払いを差し引くと –5万円
思わず固まってしまったのを覚えています。
まずは現金支出を横に置き、
いちばん大きい割合を占めていた「カード明細」から手を付けることにしました。
カード明細で見えたのは、お小遣いという名の浪費
カード内訳をひとつひとつ並べていくと、
僕の自由費はだいたい 月3〜4万円、多い月で5万円。
中身はほとんど、
- 漫画
- ソシャゲ課金
- ジム代
- ゲームアプリ
数字にしてみると、想像以上に刺さりました。
妻に言えない「後ろめたさ」がつらかった
当時、妻はカードの内訳を知りませんでした。
だから毎月のように
「今月も貯金を下ろさないと…」
と伝えるたび、
「何にそんなに使ってるのかな?」
と聞かれる。
その瞬間、
自分の使いすぎを疑われている気がして、落ち着かなかったんです。
実際は、疑われているかどうかじゃなくて——
後ろめたいのは、自分のほうでした。
出張の立替えのせいにしてみたり、
言い訳でごまかす月もあったけれど。
堂々と家計の話ができるようになりたい
その気持ちが、家計管理のスタートラインだったと思います。
一番の後ろめたさは、「ソシャゲ課金」
ソシャゲをやっていること自体は話していましたが、
万単位で使っている ことまでは言えませんでした。
惰性で続けるだけの、典型的なサンクコスト状態。
これまで払ったお金や時間がもったいなく感じて、
やめたほうがいいと分かっているのに続けてしまう心理のこと。
辞めたいけど辞められない——。
その沼にハマったまま時間だけが過ぎていきました。
でもある瞬間、
- 支出をオープンにしたい
- 妻とまっすぐお金の話がしたい
その気持ちが、サンクコストへの執着を上回ったんです。
自然に「もうやめよう」と思えて、
優先順位が入れ替わるような感覚がありました。
支出を知ることは、自分を知ることでもあった
支出の把握は、正直つらい作業でした。
見たくない現実を並べるだけだから。
でも、数字が見えたことで、
むしろ気持ちは軽くなりました。
「知らないままの不安より、知ったうえでの安心」
家計管理の本当のスタートは、
まさにここからだったと思います。

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